「そばに いても いいかい」
実はこの本はずっとご紹介しようかと思ってスタンバイしていました。このタイミングでご紹介するのは何かの偶然なのかもしれません。
昨日の新聞報道でも、今日は日経のコラム「春秋」にも取り上げられていますが、絵本作家佐野洋子さんが72歳の生涯を閉じられました。
その佐野さんの代表作、「100万回生きたねこ」 (佐野洋子の絵本 (1))。ストーリーはわかりやすいものですが、思うこと・考えさせらることの多いこの絵本、33年間で170万部のベストセラーになっているそうです。
自分のことが大好きで、自分になかなか満足できなくて、何度も生き返ってもっといい生き方があるのではないかと模索する雄猫。そんな時、自分に興味を持たない白いメス猫に出会う。
「そばに いても いいかい」・・・そう雌猫に話して、ずっと一緒に暮らした雄猫は満足したのでしょう。もう雄猫はもう生き返ることはありませんでした。
私がこの本に出会ったのは5年前のこと。最近、仕事面でした一つの決断を含め、白猫をそろそろ決める時期なのかもしれません。自分の人生はやり直せないし、自分にしか決められないですからね。