「一樹百獲なるものは人なり。」

10月の反動でしょうか。今月は休みの日や家に帰ると、とにかく眠くて、居間でも横になると数時間そのまま寝てしまう。自分の部屋なら数分で夢の国へ・・・。そろそろこのリズムから脱却しないと!ということで今日は久々本からのご紹介。




なぜ、横浜中華街に人が集まるのか(祥伝社新書211)

大変面白かったので数回、この本からご紹介させてもらおうかなと思っています。

今日は感銘したフレーズから。(P132)

中国にこんな諺があるので、この章の最後に紹介しよう。

「一樹一獲なるものは穀なり。一樹十獲なるものは木なり。一樹百獲なるものは人なり。」

(一を植えて一つだけ収穫があるのは穀物、一を植えて十の収穫があるのは木材、一を植えて百の収穫があるのは人材である−「管子」)

この章はなぜ横浜中華街は、母国中国でも毎年はしないお祭りを続けるのか、そして安易にお祭りを辞めないのかということなどを説明していて、その締めくくりとして「人材教育と信頼を得るために、長年の継続した努力が必要だ」ということを強調する言葉としてこの諺を引いています。

街を発展させるために何をしているか、リーダーをどう発掘するか、などなど、ご紹介したい話は明日以降にまた。