「施策は取りにいくのではなく、使える施策を探す」

久々、ブログ直接の更新です。


「もう、終わり。思ったところでもう一軒。」
私が始めて営業というものをやったときに班長に教わったのがこの教え。

なんとか5年間、むいていないと思っていた営業が勤まったのはこの教えのおかげかもしれません。(facebookの私の友達になって下さっている方の多くがこの時代に、やはり遅くまで残業していて、私に付き合ってくれた方々です。)

この教えが身についてますから、外出すると、「あ、ここも寄れる」「あ、この人と会えないかな」「ついでにこの用事済ませて来よう」ということがどんどん浮かんできます。だから最近はほんとうに隙間を縫って、いろいろ顔を出しています。(そのせいでブログが書けない。。。すいません。)


昨日は基金訓練の職場見学。ビッグサイトのイベント終了まできちんと見て、お帰りをお見送りして、そのあと銀座のセミナーにちょっと遅れ気味で駆けつけました。(その間、余分な買い物もしましたが、それはtwiiterでご覧ください。このページの上に出てくるでしょう)


行ったのは中小企業診断士向けのセミナー「我が国の再生に向けて」。

っていうとすごい硬いタイトルですけど、中身は今国会審議中の3次補正予算が通ったらにここに政策経費をかけますよというお話。今年の目玉は「復興支援」なのでこのタイトルとなったわけです。要するに国の補助金がここにつきます。その大枠の説明というのが趣旨でした。

講師は経済産業省 関東経済産業局地域経済部地域産業課の青木宏さん。

まだ閣議決定されたばかりの政策の説明で、青木氏も「まだ細かい制度設計中で」と何回も話しているほど、できたてのほやほやの施策の説明で、正直その規模にびっくり。

1件150億円!が限度の補助金とか、復興の核となる工業団地を丸ごと作りますとか、そんな規模の話も飛び出しました。また補助率も、通常よりかなり高く、国の本気度が分かります。


今回、補助のメインターゲットは、被災地域、エネルギー対策、それから空洞化対策。
被災地域ということになると対象は絞られますが、空洞化対策ならば先端技術を使った部品工場のライン増設なら十分対象になる可能性もありますし、省エネ・創エネ対策ならなにか役に立つ政策がありそうです。

青木氏は配布資料の中で「施策は取りにいくのではなく、使える施策を探す」と記し、
「まだ経済産業省としてもいろいろ模索しているので、診断士のみなさんにぜひ案件の掘り起こしをお願いしたい」とおっしゃっていました。

補助の対象は、1社ではなく複数社の連携や、産学連携とか、になると好ましいなんていうヒントももらいました。

国会審議によりますが、きっと予算が通るのは来月。年度をまたぎずらいので、急遽募集が始まることが予想されます。もしなにか大規模投資を考えられている方はぜひ経済産業省のホームページ等で情報を収集することをお勧めします。

また、11月10日の白井市商工会、社労士松川先生のセミナーの終わりころには私も駆けつけるつもりです。助成金だけでなく補助金のことも相談したというニーズがありましたらぜひお声掛けください。円高不況で苦しむ製造業の方に特にチャンスがありそうです。