思い出を乗り越える。

2011年12月31日。関東はおだやかに晴れています。仕事納めの日まで私はいろいろありましたが・・・。https://twitter.com/#!/hkomappy/status/152919147938988032。




ちょうど1年前、去年の今頃(午前中)、大晦日私がどう動くかは、まだ確定していませんでした。入院先から、ライブ会場に彼女が顔を出すと聞いて、名古屋に急行したのは夕方〜夜のこと。着いたら雪が舞っていました。

本当は演奏側のステージにいるはずの、そして前日まで一時退院が認められるかどうかわからなかった彼女が自分の隣にいるのが、なんだか信じられない不思議な気分。

そのカウントダウンライブの企画で、0時ちょうどに新年2011年を祝う乾杯を彼女としました。しばらく話をして、それが最後になるだろうと、ほぼ確信に近い予感があったので、めずらしく写真を撮らせてもらって、別れた。これが2010年夏から冬にかけてを締める最後の思い出の1ページとなりました。

その帰り、元旦始発の新幹線が名古屋を出た瞬間、こみあげてくるものがありました。少し落ち着いた頃、富士山が目の前にありました。でも、みなさんの幸運は祈っても気持ちのそこから「おめでとう」と書く、気力は残っていませんでした。



今年の夏。暑さがきて、ドラゴンズが快進撃を続け、秋CSを勝ち、シリーズで敗れ、パレードがあって。その都度、ふと思い出がよぎります。この半年の思い出を乗り越える時期が12月31日から日付けをまたぐことで終わりを告げます。

ちょっとさびしいけれど、無力感にさいなまれたけれど、去年の半年間でもらったものは自分の中では消えないと思います。あの時、かわした会話、考えた想いが今につながり、もっと自分にできることがあるのではないか、ちっぽけな自分でも何か役立つことがあるのではないかと、考え動く、きっかけを作ってくれました。感謝以外の言葉がみつかりません。でも、記憶は徐々に薄らいで、日常に溶けていきます。時が解決する。やっぱりそういうことがあるようです。




2011年、3月11日に震災があり、その後も会社でもいろいろなことがおき。出会いも別れがありました。決して成功したとはいえないけれど、でもいろいろやってみました。いっぱい、いい友達、知り合いができ、昔の仲間、お世話になった方々とのコラボレーションがそこここで起きています。

きっと、2012年も波乱に富んだ年になるでしょう。でもきっと、おもしろいこと、楽しいこと、奇跡的なこと、信じられないことが起きると信じています。

なんだかまとまりのない文章ですが、これでいったん切り替えて、また2012年、新たな気持ちでお会いしたいと思います。

1年間、お世話になりました。
みなさんにおかれましては良いお年をお迎え下さい。