実力は重続のループ

8月もいよいよあと3日。8月って夏休みがあって、終わると「ああ夏が、休みが終わるか。暑さのピークも終わるなぁ。」と感慨が深いせいもあって、年末の12月、年度末の3月と並ぶくらい、印象が深い月ですね。

その8月、会社では10月開講の求職者支援訓練「労務・法務スタッフ養成科」の募集に取り組んでいました。募集期間を9月12日まで延長し、説明会を9月6日(木)17:00〜追加しました。是非、お問合せいただきたいと思います。前回の説明会での質問はこちらのブログに掲載されています。また、法務の内容も担当講師(行政書士)による現在進行中の訓練レポートが参考になると思いますので、ご覧いただきたいと思います。


さて、今日は週末に読んだもう一冊のご紹介。取引先の方に是非読んでみてくださいと勧められたのがこの本、(文庫)微差力 (サンマーク文庫)でした。


著者の斎藤一人さんは、高額納税番付で上位を占めるお金持ち。その「一人さん」の考え方をシンプルに記した本です。

成功するためには大差をつける必要はない。成功している人のちょっと上、微差をつければいいのです。いうのがタイトルの意味。

たとえて言うと

 

日本一高い山といえば、富士山ですよね。

(中略)

 富士山に脚立を持って行く人が一人もいない。

 踏み台をかついで行って、山頂で踏み台を出して乗れば、日本史上最高に高いところに立てるのです。

(文庫版p82)

うーん、なるほど。

その一方でこうもおっしゃっています。

 

私の経験上、世の中を見ていても、やっぱり「重続」なんです。
 重ねて続ける。

 どういうことかと、私はものを、まずやってみます。
 
 (中略)

 やってみたら、「ここがマズかった。今度はこうしよう」とか、やってみてわかることがあるのです。
 そうすると、それを改良して、またそこへ来て改良して、また来て改良して・・・・・・という。
 これが神の仕組みなんです。
 ぐるーっと回って、重続しながら上に上がるのです。(文庫版pp128-129)

近道はないようです。一歩一歩改良しながら、自分らしい微差を積み上げる。それが大切だと訴えていらっしゃいます。

この本のあとがきには、この本最低でも「七回読んで」とあります。他の本を読みながらも、今2回目に取り組んでいます。