「仕事の限りない魅力を探れ。」

普通、雨が降ると虫は大人しくなるのに、今回に限ってはその逆。夜半に降った雨をきっかけに鈴虫がより一層元気に鳴いていました。雨を待っていたんでしょうね。なかなか秋らしくならずに蒸し暑い、9月の中旬です。


今日、ご紹介するのは、先日お亡くなりになった児玉清さんが生前に書かれたエッセイをまとめた「すべては今日から」

そのpp205−206「仕事の限りない魅力を探れ。」の章に、俳優という職についてこんなことが書いてありました。

実はイライラした曖昧模糊さこそが魅力の源泉であり、そこには無限の広がりというか、漠然とした得体の知れない問いの中にありながら「決してゆるがせにできない厳しいもの」が隠されていることに思いが至った。

曖昧な状況下で努力し続けることで、何かが見え、やっていることが好きになる。そんな時がくるまで頑張り続けた児玉さん。ご冥福をお祈りしたいと思います。