ただひたすらに自分のやるべきことを精いっぱいやっていれば、必ず誰かが見ていてくれる。

旅行でも仕事でも、移動の時間は貴重です。実は月曜日は飛行機がディレイしたし、昨日も細かい移動があったのですが、おかげさまで数人の同僚とじっくり話ができました。

普段、水曜日の生放送のための移動には1時間強かかるのですが、電車の中で、まずiPhoneで日経電子版で15時に引ける株式相場と寸評の記事をチェックします。15時30分に先物の当日の相場が引けるので、これは東京工業品取引所の携帯サイトをメモ。16時30分には再び夜間取引が始まりますので、この瞬間を押さえなくてはなりません。そんなことをしている間に、頭の中が夏見台の経営・財務・教育モードから、経済・ラジオモードに切り替わってラジオNIKKEIに到着するわけです。

さらに余裕があればメールもチェックしますし、本を読んだりもします。
最近1冊なんとか読み終えたのが「世界でいちばん小さな三つ星料理店」

銀座小十の奥田透さんが苦労をして、ミシュラン3つ星を手にするまでを記されています。
この本にもいいフレーズがたくさんあります。

「おまえはこれから俺に対して「はい」と「すみません」以外は言うな。わかったか」(p103)

「料理が上達するための一番のコツはなにかわかるか?」
(中略)
「料理はどれだけ気がつくかがいちばん大事なんや」(p104)

努力家です。中学終了時に野球を断念したり、東京の店も畳む寸前までいくなど苦労も味わっています。
これから何かの道を究めたい人に読んでいただきたい本です。


(タイトルはp123からの引用です。)