「わたしはあなたのこと友達だっておもってるの。」

じれったい、切ない恋愛小説です。

川上未映子「すべて真夜中の恋人たち」

登場人物はきわめてすくなくて、みんな器用そうに生きていて、でもものすごく不器用。心の中に不安を秘めながら、毎日を過ごしている。


感想ですが、ごく短く。
その孤独を人と分かち合うとき、何かが壊れ、何かが始まる。そしてまた日常を過ごす。心の中に空洞と、でも温もりを感じながら・・・。

タイトルは本文p295から引用しました。