「なぜ、本番でしくじるのか」

あけましておめでとうございます。

こちらのブログの更新が遅れていて、気にかかってはいたのですが、これからもこんな感じで読み終えたら書くという感じでゆるゆるとやっていきますので、もしお付き合い頂ける方は、こちらもご覧いただければ幸いです。


さて、年末にかけていろいろとやっていたことがあります。仕事もしたし(仕事納めの日とおおみそかに動いた物件もあったりして・・・)、家事も(少しは)やったし、人にもあったし、とやっていたらあっという間に年を越していました。そんなあれこれのうち、クリスマス時期に急遽勃発したお仕事がらみで、調べたいことがでてきました。

どうして簡単なことでも緊張するとできなくなるのか。プレッシャーに弱い人がどうやって大切な仕事を乗り切っていけばよいのか。そういうヒントがないかな・・・

年末に少し本棚を整理してみたら、積読していた中にありました。それがシアン・バイロック著(心理学者)、東郷えりか訳「なぜ本番でしくじるのか」---プレッシャーに強い人と弱い人

 この本、原題は「Choke」といいます。この「Choke」の意味は「息がつまる、配管がつまる」ことから転じて、「プレッシャーを感じて本来の力を発揮できない」ということ。この克服方法をきっかけだけでもわかればラッキーかなと思いつつ、300ページを越える本を、高校サッカーニューイヤー駅伝も、天皇杯も気になる中、読み進めました。

今日はどうして緊張すると力が発揮できないのかとその解決法の一端をごく簡単に。

不安や自信喪失で頭の中がいっぱいになると脳にとって−および本人にとって−きちんと機能することが難しくなる。(p152)

普段の業務を処理するための頭の機能を不安の処理に使ってしまい、集中力もなくなってしまう状況では、実力のほとんどを発揮できずに終わってしまう。これは本人がそう思っていなくても、周りの人があいつはダメとか苦手意識を持っているだろうと思いながら接しているだけで本人が影響されて、悪い方向に持って行ってしまうかもしれないというやっかいな問題なのです。

じゃ、どうすればいいのか。

「徹底的に向き合い克服する。」「慣れる。プレッシャーがかかる状況での練習を繰り返す。」「感情を表すことで、状況を客観視する。」「やり方を変える」「考えないでとにかくやる」「どうやってやるかを考えすぎずに、やることに集中する」「瞑想する。気持ちを整える。」など、さまざまなケースにおける解決策が掲げられています。

今回のケースは社会人になってまだ日が浅い方を如何に育てて、社会に貢献できる人材として活躍してもらえるようになるかというご依頼ですが、それに限らず「想いをサポートする」ため、今年も一緒に解決方法をじっくり考えていきたいと思います。