「いまある事業を続けながら、新しくできることを探す」

土曜日、朝の9時から銀座の中小企業会館で開かれた
「経営革新計画」作成のためのセミナーに行ってきました。
なんと定員24名のところ60名の応募があったとのことで、
早めに申し込んでおいてよかったです。



講師は四国で事業再生等に当たられている診断士で
今も5件掛け持ちで案件に取り組んでいるそう。
見るからにエネルギッシュで忙しそうなお母さんといった印象の方でした。



この「経営革新計画」が都道府県に認められると
公的融資がうけやすくなったり、関東や関西圏では
商社OB等の販路開拓ナビゲーターの利用ができたり
メリットがあります。
ただ、利用するためにはまずは「経営革新」に当たる
なんらかの新規性が必要で
それに加えて売上や付加価値の増大といった要件が
あったり、面倒な書類の作成もマストだったりするので、
その勘所を教えてくれるこういったセミナーは
貴重です。


特にポイントは
「計画を提出する窓口にしても
その後、資金をお願いする融資担当者を説得するためにも
一枚の図面に落として
スキームのどこに新規性があって、成功に近づけるのかを
しっかりと見せること」ということでした。



そして印象に残った言葉
「四国では向こう30年で2割人口が減る」
「今は消費が消滅してしまっている状態。
こんな中で、ただ新規に飛びついても成功は難しい。
なんとか今ある事業を儲かるかトントンになるよう再生して
持続しながら、新しくできることを探すこと」



厳しい状況でもなんとかやっていけなくては成りません。
診断士としてみなさんを応援できるよう、
今後もこういったセミナー等を通じて
さらに実践的な知識の引き出しを増やしていきたいと思っています。