「蓬生麻中、不扶而直」(蓬も麻中に生ずれば、扶(たす)けざるも直し)

昨日のにわか雨のせいか、今日は多少気温も落ち着いている感じもします。高温に慣れてきたしかもしれませんが・・・。
朝、5時にめずらしく水撒きなんぞをしてみると普段と違う感覚があります。犬の散歩をしている人が結構多いのだなという発見があったり、鳥のさえずりを近くで聞いたり。面白いものですね。

水撒きのこともあって昨日は早寝をしたのですが、それにかこつけた昨日のようなPRESIDENT2010.8.16号の紹介だけではあまりに手抜きというか、せっかくいい内容の雑誌を作っている方に申し訳もないので、今日も1つ気になった記事のご紹介を。特集のあとの、p90の「経営者たちの四十代」という連載で今回は三井住友銀行奥正之頭取へのインタビューだったのですが、その中に次のようなフレーズがありました。

常々、人間には3つのタイプがある、と思っている。誰にでも平等に訪れるチャンスに気付かない人、気づいても力足らずで生かせない人、普段から力を蓄えてチャンスを生かす人。

自分は3つめにタイプになりたいと思いできるだけの努力をして今でも過ごしているつもりですが、どちらかといえば最初のタイプなのかもと、思っています。(感覚がにぶいというか・・・)なんとかしないと。


そしてタイトルの「蓬生麻中、不扶而直」(蓬も麻中に生ずれば、扶(たす)けざるも直し)。麻の中にいれば自然と蓬もまっすぐ立っていく。よい環境の中にいれば、自然とまっすぐ人は育つ。という意味。環境の整備は大切だということです。先ほどあげた3つのタイプ、どれに当てはまる人でも、環境が良ければ、タイプを見極めながらうまくまっすぐ育てることができる。中小企業においては環境整備はなかなか難しいですが、「自分ができること」から一歩づつ改善できたらと思っています。