読みたい本ほど、なぜ手に入らない?

おかげさまで最近、イベント、野球、旅行、飲食、ついでに?仕事のさまざまなオファーをいただいております。本人なりに頑張ってやっておりますので、ご迷惑をおかけしている方、もうしばらくのご辛抱をお願い申し上げたく・・・。

さて、そんなこんなでさすがに本を読むペースが落ちているので今日もかつてのストックから。NPO法人ソフトパークでお世話になっている織田先生のアドベンチャーBLOGの7/29には「出版不況」というタイトルの記事がありましたが、この出版不況の構造を網羅的に取り上げ、本好きをうならせた本といえば、佐野眞一さん「だれが「本」を殺すのか」(新潮文庫)(リンクは上に飛びますが、上下2巻です。)

大型書店、ネット書店、出版社の大手から地場まで、新聞書評、、図書館、中古本、取次、そして電子化の波まで、丁寧に取材されていて、全体的に本の世界になにが起こっているのかを知るには大変優れた本です。(「読みたい本ほど、なぜ手に入らない?」は上巻の第2章のタイトルから引用しました)

古くなってしまった流通システムと、ITの普及のいたばさみ。電波メディアと出版メディアの違いはあっても、今テレビ・ラジオがおかれている状況と、出版関連の地位の変化・苦境は共通してところが多く感じられます。多少なりともメディアに関わった人間として、いつかこの業界の復活・再構築・再生(ふさわしい言葉がなかなか見つからない・・・)に携わってみたいという思いがありますので、今後も動きはウォッチしていきたいと思っています。