響きあうメディア

私は元々ラジオ出身の人間ですが、昔はラジオといえばお葉書と電話による投稿が中心。それがFAXという即時かつ絵での表現が可能なツールが登場。そしてパソコン通信(懐かしい!)、そして真打、WEBとE−MAILが登場し、環境は激変しました。

私は1999年くらいからずっとラジオとWEBの連動・融合という時代背景の中こんなことをしながら苦闘し続けていました。

マイクロソフトラジオバー向けネットラジオの制作
nifty-serve 会議室運営とその閉鎖。
インターネットラジオ長時間生送信。
・AMラジオ生放送と連動したチャットマスター(これはたまに)。
・アニメゲームゾーン向けホームページの充実。
・有料携帯サイトの立上。
・携帯へのAMラジオ搭載の働きかけと実現後のAM47局統一キャンペーン各局デスク。
・AMラジオ広告とキーワード検索の連動実験。
・朝ワイドの本コーナーとインターネット本屋さんとの連動コーナー設置。

うまくいったものもそうでないものもありますけど、本当に面白く、かつスリリングな体験でした。




冒頭書いたのは、投稿ツールの変化。でもWEBはそれにとどまらず自らがメディアとなり、もうすでに広告界では、ラジオ・雑誌・新聞を抜いてテレビに次ぐ2位のメディアに浮上。ラジオは遠くおかれてしまいました。


ラジオの良さはツーウェイ。パーソナリティとリスナーの近さ。
WEBの良さは即時性、そして自分自身での情報発信が可能なこと。


最近では在京局のインターネットラジオサイトradikoの成功 Google上半期検索ワード第4位は「radiko」!。などWEBとラジオの親和性の高さが実証されてきています。



でも、WEB単体の強さも正直魅力的。私が月曜日に紹介させていただいた「“マーケティング”は、マーケターだけのものじゃない」ののち、早速smashmediaにはこんな反応が。この高反応性、インタラクティブ性はほかのメディアにはまねできない特徴です。

今はこのWEBと皆さんの力を借りながら、今後も面白い展開をやっていきたいと思っています。WEBでも、マーケティングでも、コンサルティングでも、この場がなにかのきっかけになればこんなにうれしいことはありません。でもラジオへのかかわりもなんらか持ち続けたいとも。これはまた改めて別の機会に。