ほんとにいったい日本の何が変わるのでしょうか??

新書ブームと言われて早十数年、ついに首相の奥さんが新書を書く時代になりました。ということで「あなたが総理になって、いったい日本の何が変わるの 」(幻冬舎新書)なる本を読んでみました。幻冬舎さんさすがの企画力です。

感想をいえばとりあえず、現首相の人となりを知るには良い本ですし、2時間もかからず読了できるので手軽といえば手軽です。ただ、残念ながら私には日本の何が変わるかはこの本だけ見ても私にはあまり見えてきませんでした。菅さんのバックボーンとなるような大きな政策提案等は奥さんの書く本にはのっていなくても当たり前といえば当たり前。政治に関した軽い読み物としてとらえればこれもありかと。


しかし、政治の停滞は国家の損失。ついに円が85円割れしていて、日銀総裁も警戒コメントを出し始めた折、円高不況に陥らないためにも盆明けからの動きには注目したいのですが、9月の民主党代表選の決着がつくまで、時間は空費されてしまうのでしょうか。本当はそこが知りたいし、今求められていることなんですが・・・。経済に強いはずの首相に期待です。