「本気でぶつからなければ課題はわからない」

この本の目次はきらきら輝いているように私には感じられました。

タイトルに取り上げたいフレーズにあふれています。実際に読んでみてもその真剣な姿勢には惹かれるものがありますし、頭が下がるところが多々ありました。今回取り上げる本は、サッカー日本代表長友佑都著「日本男児」です。

わんぱくだった子供時代、家庭環境、サッカーや指導者との出会い、1つ1つステップを踏むたびに思ったこと。やってきたこと。前向きな姿勢、振り向かない覚悟。行動と実績の裏付けがあるから、説得力が違います。

サッカー好きならぜひ読んでもらって、損はないと思います。

タイトルの言葉はp116から。長友さんが大学選抜の一員として、フランスのチームと対戦したときに感じたこと。

外国人相手だろうと負けたくはない。100%の力を発揮し、本気でぶつからなければ相手との差、自分の力は確認できない。

我々はよく資格試験や、いわゆる「士業」になるための試験に立ち向かう方を応援していますが、「時間のなさ」「難しさ」「一度落ちたので」などさまざまな理由で、なかなか前に踏み出せない姿をよく見ます。

でも、本気でぶつかれば、次の課題は見えてくると長友さんも言っています。

ぜひ、真剣に戦ってほしい。めげずに、ひるまずに頑張ってほしい。そんな人を、私はこれからも応援したいな。そんなことをこの本で感じさせてもらいました。