「手軽に見えるものは、すごいプロがかかわっている」

お盆ですね。電車ががらがらです。

昨日は隔週1回担当している5時間の講義のあと、津田沼まで送ってもらったおかげで、夜の打ち合わせまで少し時間が空いたので、喫茶店で1時間ほど読書タイム。竹中さんありがとうございます。ちょうどその時間で読みきれたのが、山粼将志著「仕事オンチな働き者」(日経プレミアシリーズ)。あ、ぼくのことかな、と思ってギクっとしながら購入したものです。

私がこの本で印象に残ったのが、山崎さんがラジオ出演で感じたこと。(p108)

● 出演者には相当の高いレベルが求められている
● 番組の最後、放送の直前まで、品質を上げるために手を加えている

(中略)
番組に呼ばれて驚いたのだが、出演者は「準備がなくても、来たらすっとしゃべれる」ことが前提で呼ばれている、ということだ。

ラジオに生放送が多いのは、やはり「今」を伝えたいから。ですので、変化のある今を「切り取って」「分かりやすく」伝えてくれるコメンテーターは欠かせない存在です。ディレクターにとって、突発事件でもなんとか、自分なりの見解を示してくれる方がスタジオにいるのは本当にありがたいこと。プロのコメンテーターというのは凄みを見せないで、でも、しっかりとやることをやってくれます。いつでも準備ができているから、本番前には余裕があって、和やかな雰囲気が作れる。だからこそ、結果放送もいいものになる。見えないどこかで、コメンテーターは情報を集め、分析し、自分の言葉を作って、ストックを持っていますから、どんなことにも対応できるわけです。

我々が、普段の仕事でいいパフォーマンスを出すためにも、心がけたいことですね。

さあ、今日もお仕事です。行ってきます!