とれた はねは もとにもどらないけれど・・・
今日は絵本のご紹介です。
ボブ・グラハム作 まつかわまゆみ訳きずついたつばさをなおすには (児童図書館・絵本の部屋)
ビルに衝突して、翼が傷つき飛べなくなった鳥。都会の雑踏でだれもが倒れている鳥に気づかない。
そんなとき、一人の少年が、その鳥に気がついて、家に連れかえります。そして・・・。
少し元気のない時、こころに明かりをつけてくれるストーリーです。
誰にでも、自分が傷つき、立ち上がれない。もういや。そんな風に思う時があるかもしれません。
そんなとき、ちょっとこの絵本を開いてほしいと思います。
そんなあなたを誰かが見ていてくれるかもしれない。気にかけているかもしれない。
いいんです。傷ついたときは泣いても、救いを求めても。
そして「飛び立てる」ようになるまで、面倒を見てもらっていいんです。
だって、救う方だって、その行為によって救われたり、明るい気持ちになったりできる。
もう起こってしまったことは元には戻らなくてもきっとまた新たな「希望」をシェアできるのですから・・・。
ネタもとは文化放送 首藤さんのコラム「妻に隠れて本を買う」から。
いつも彼はいい本を紹介してくれます。感謝です。