「決断を下すに当たって、八〇パーセントの検討で踏み出す勇気を持ってほしい」
昨日もさまざまな出会いと発見がありました。
いつもディレクターでお世話になっているマーケットトレンドでは、コメンテーターの菊川さんからうれしい差し入れが!マンゴープリン絶品でした。
夜は弊社松川のセミナーがココロイズム(東京・五反田)で。第2部で講演いただいたココロイズム安宅さんのドラえもんセラピー。「交流分析」勉強になりました。
そして22時過ぎに恵比寿で、大学時代のサークルの後輩の送別会に乱入。私が最年長で中心はそこから5−6期下のOB・OG。サークルとfacebook利用者ということでお呼びがかかったのですが、こういう出会いが演出できるのも時代ですね。Nさん、是非仙台でご活躍を!
さて、今日も、本のご紹介を。
この本は、私のバックの中に2ヶ月近く入っていたと思います。
この前、献血ルームで成分献血をするため、1時間ベットで横になりながら、やっと読了したのですが、特にすごく、難しいとか長いというわけでなく、それくらい、1月・2月は気持ち的にも、仕事量的にもばたばたしていたのだと改めて感じております。(そのくせ、毎日つぶやいていたじゃないかって?その通りですね・・・)
さて、「ザ・ラストバンカー」 西川善文回顧録が今日ご紹介する本。西川さんは住友銀行に入行。安宅産業の破綻処理、平和相互銀行の吸収、三井銀行との合併〜三井住友銀行の頭取になる〜などを手掛け、退行後、請われて日本郵政の社長になったはずが、民営化反対の矢面に立って戦うことになるという、堅実な銀行員というイメージとはかけ離れた、チャレンジングな人生を歩まれている方です。
友人・身内にも多く金融機関に勤めている人がいましたので、興味深く読ませていただきました。つらい決断を何度もし、成功もしていますが、やはり必ずしも成功といえないこともいくつかあって。その決断に至った過程が読めるところが、この本の良いところだと思います。
スピード感を持つことや、完全な情報を集めてからの決断では遅いということ。進みながらの修正など、零細企業を率いる身としても参考になるところがたくさんあります。
(タイトルはp188から引用しました。)
郵政民営化見直し法案が成立しようとしています。あの小泉政権時代の熱狂はどこに。JR・NTT・JTの民営化は大きな果実を国と国民にもたらしました。(勿論影の部分もたくさんあります。)郵政改革も本来その方向で行けるはずなのに。。。西川さんの無念さが伝わってくる本でもあります。