「一日読まざるは一日衰える。」−森信三「運命を創る」−「修身教授録」抄・10講

 長いようで短いのが連休ですね。連休中にやりたいこと、やらないとならないことをリストアップしておいたのですが、できたことは半分くらいですか(苦笑)でも、夏休みと一緒で、最後の一日が大切ですよね。もう少し頑張ってみましょうか。


 さて、外に出たり、家でコマゴマやったりしている中でも本はしっかり読んでいました。ただブログに書くとなるといろいろ大変で、特に大作が多いので、なかなかご報告できておりません。今日は、中身の詰まった抄録からご紹介。

 
 森信三著「運命を創る」

 森さんは明治29年の生まれ。京都大学哲学科に学び、大学院を経て、天王寺師範の専任教授になり、師範本科生の修身科を担当されていました。つまり、先生を志望されている方に、その生き方について教えていた方なんですね。

 その教えた内容「修身教授録 」
のダイジェスト版がこの本です。


 森先生は、若者たちに体を作るために食べ物を食す。それは一食欠けてもつらいでしょうとおっしゃいます。対して、読書は・・・

 

この読書が、われわれの人生に対する意義は、一口で言ったら結局、「心の食物」という言葉がもっともよく当てはまると思うのです。(p40)

 このあと森さんは、生徒に対して、本を読み続ける意義を伝えます。実践家も本をたくさん読んでいる。今学生のうち本を読まずに、あとで必要になったら読もうなんて思っていてもなかなかできないものだとか。教科書は土台で、その上に立てるものが自主的な読書だとか。

 少しでも続けていきましょうか。心の食物=読書の摂取を。そうしないと、今回のブログタイトルのようなことに。。。(p56)